チタキヨのヨ

妙齢女だらけ演劇ユニット「チタキヨ」の作・演出担当、米内山陽子のあれこれ

ここ最近のわたくし

今年に入って、脚本家と放送作家の事務所、株式会社PTA に所属いたしました。

​株式会社PTA(ピーティーエィ) | 脚本家、放送作家をマネジメントする会社です。

38歳新人というパンチが強い状態のわたしはもうとにかくがんばるしかないぜ。

パンチが強いとか言ったけど、本当はいくつになったって新しいことには飛び込んでいいし、始めたっていいと思っています。

新しいことは、嬉しい。

 

ブログを更新していないうちに、チタキヨ「わたしはミシン」が終わり、馬組「俺の女(たち)」が終わり、「鵺が、vol.2〜さえずる」が終わりました。

それぞれにふりかえりたいことがありますが、三作品通してわかったことは、揺らぎとか言語化できないことをなんとか舞台上に載せるのだということが、わたしのやりたいことなのだと、思っています。

これからまたいろーんなことを経て変わっていくのかもしれないけど。

 

スクラップ・アンド・ビルド・アンド・スクラップ

 

作って壊して作って壊しての日々。

恐ろしいぐらい筆が進まなくて毎日毎日落ち込んでる日々を過ごしています。

目をつぶると怖い。嫌なことばっかり考えてしまう。

だから寝しなにHuluでドラマとか映画観るじゃないですか。

わー楽しいなーって思って観てるんです。最初は。

でも途中ではたと気付くんです。

どの作品も、書き上げられた脚本を元に作られてるんです。

なにも書き上げられてない自分から見ると、どれも眩しく映ってしまうんです。

ノー〆切の状態で観ているときには「ふーん」くらいのものが、

目がつぶれるほど眩しい。

すごいでゲス。すんばらしいでゲス。ゲスススス。

っていう卑屈丸出し根性で観て、涙で枕を濡らす日々。

 

最終的には過去の自分すら全肯定しはじめます。

「どうやって書いてたっけ」という軽い気持ちで自分の過去作品を読んで、

どうやって書いてるかなんて全然わかんなくて、

ただただ書き上げたことだけがわかる。

すごいなーわたし、よく書き上げたなー、えらいぞー。

それに引き替え今のわたしは……。

良くないループに嵌まります。

 

なんで今回こんなに苦しいんだろう

と家人に漏らしたら

毎回そうなってるよ

と言われて

過去の自分がこれをも乗り越えたことに拍手して、

パソコンに向き合う。

 

がんばるしかないな。

がんばります。

ショーツありがとうございました

チタキヨ初の短編集「ショーツ」が終わりました。
ご来場いただいたみなさま、気にかけていただいたみなさま、ありがとうございました。

たった3回の公演。
もっと気楽にやるつもりでいましたが、結果なんかすげー髪振り乱してやる公演になりました。

個人的に、10年以上前に書いた「笛が鳴ったらたすけて」ができたことが
非常に感慨深かったです。
こんなに前の台本だともう他人の本みたいに見えたり
若気の至りがニヤニヤこっちを覗き込んでみたり
当時の自分の状況を鑑みたり
今の自分の状況を鑑みたり
わたしの向き合い方の振れ幅が大きな作品になりました。

これが上演されたのが2005年1月だったので、書いたのは2004年下旬。
わたしはまだ26で、独身で、子どももいませんでした。
結婚することが決まっていて、だけどそれに現実感もなくて、
トリコ劇場という劇団をやっていて、なにかに追われているような焦燥感を持っていて、
10代の頃に思い描いた26歳には到底なれていなかった。
いつも誰かに置いて行かれてしまう恐怖を持っていた事がよくわかります。
そして今もそんなことを書いているような気がする。
今回、チタキヨのメンバーがすげーがんばって20代になってこの作品をやってくれたことで、
当時のわたしが救われたような気がする。

「真昼のわたし」は一番新しく書いた一人芝居です。
今年の4月、沖縄在住の女優、桑江静香さんに書き下ろしたものを高橋恭子がやりました。
思い詰めて思い詰めて間違えて間違えてとんでもないところまで来てしまった時に、ふと我に返る人を描きたいと思いました。
溺れて掴んだ藁に首を絞められるような人。
途中なんだか滑稽で、なのに最後ただただ悲しくて、そして圧倒的に孤独。

「あの人だけの名前」は今までで一番上演されているんじゃないかと思われる一人芝居です。
この作品をやった女優さんを数えただけでも6人。
ご覧になった方はわかると思うのですが、演じる人によって色がものすごく変わる作品です。
中村貴子がこれを爆発的にやりました。
思い込みが激しくて自己評価が低くて努力家なグリちゃん。
「恋」というものの引力。

「ニュークリア」は2012年に「目で聴いた、あの夏」という企画のために書いた一人芝居です。
初演は耳の聞こえない女優さんが演じ、今回は田中千佳子がやりました。
わたしの両親、両祖父母は耳が聞こえない「ろう者」です。
母方の実家は広島で、わたしのまわりには耳の聞こえない人、被爆した人が普通に存在していました。
そして、自分が子どもを授かったときの、出産するときの、戸惑いと沸き上がるような喜び、血が繋がっていくこと。
孤独ではいられないこと。

そして「笛が鳴ったらたすけて」2016年版が現在のわたしの最新作です。
あの三姉妹の10年後を描くことで「ショーツ」という大きな一つの作品になったように思います。
あの子たちが、10年後に無傷じゃないけど無事に生きていたことがなんだか尊くて嬉しい。

先日SKIPシティDシネマ国際映画祭をご覧になって足を運んでくださったお客様も多数いらっしゃって、そして旗揚げからずっと観てくださっているお客様もいらっしゃって、なんだか幸せな気分で客席を眺めていました。

全てのお客様に、感謝申し上げます。
本当にありがとうございます。

次は10月。
「わたしはミシン」でお会いしましょう。

2016年中旬のわたし

ゴールデンウィークだよ!
米内山陽子です。

5月以降の予定が複雑でSNSでうまくお知らせ出来ないロートルのわたしが、
すっかり忘れていたブログの存在に思い至り、
せっかくなのでこちらに活動をまとめてみました。

なんだかんだ楽しく仕事してるのですが、
その仕事も観ていただくためのもので、
観ていただけないことにはなにしてんのよわたし。

ゲンミツにしっかりお知らせ致しますので、是非足をお運びいただけると嬉しいです。


◆「柏木陽は対話ができない(仮称)」

柏木陽さんはわたしの演劇の師匠です。
初めてお目にかかってから約20年経って今、あの頃に言われたことが腑に落ちたりしています。
基本的には「おもろいおっちゃん」なのですが、なにせこの方はキャッチーでペーソスなので、ぐっときますよ。
その柏木さんがこんな自虐的なタイトルを付けてお客さんの前に身をさらすイベントが5月の中旬にあります。
一人芝居を書き下ろしました。
再演一人芝居もあります。
40代男性による「あの人だけの名前」が観られるよ!
ちょっと変わったリーディング形式でお届けする「柏木陽は対話ができない(仮称)」
果たして柏木さんは観客とどんな関係性を作るのか。
どうぞ一緒に目撃してください。

「柏木陽は対話ができない(仮称)」
2016年5月14日(土)19:00 / 15日(日)18:00
高円寺フリースペース ヒトツナ
料金 2000円(1ドリンク込)
申込 https://www.quartet-online.net/ticket/kashiwagiakira

facebookでもイベントページありまする
https://www.facebook.com/events/1131055023600209/


◆「チタキヨとらまのだ」

昨年末、チタキヨ田中千佳子が客演したことを切っ掛けに、
急速に親密にさせてもらっている演劇ユニットらまのださんとコラボイベントするよ!

今回、作家を前面に押し出す企画になっているので、
webもチラシもメインビジュアルがわたしとらまのだの作家、南出謙吾さんになっています。

南出さんキャッチーだわ、かわいいわ、なのですが、
わたしの「どでっ」とした感じも可愛く写真にしていただいたので是非。



わたしの「あの人だけの名前」をらまのだの女優さんが
南出氏の新作をチタキヨの女優三人が、というナイススワップな企画と、
7月に控えているらまのだとチタキヨの公演をちょっとだけご覧いただける企画を
いっぺんにやっちゃおうというかけ算イベントでもあります。

南出さんの作品が本当に素敵でね。
南出さんには世界がどう見えてるのかしら?って思いつつ
自分のやつもがんばる所存です。

かわいくて詳細も観られるweb
http://chitalama.wix.com/2016

チケットはこちらだよ!
https://www.quartet-online.net/ticket/chiatalama00


◆そして7月へ……

詳細は間もなくなのですがとにかく皆様
7月6日(水)を!
あけておいてください!
18時に中央線にいらっしゃれるように!
あけておいてください!

どうぞよろしくお願いします!
書いてみたら複雑でも何でもなかったことと、自分の脳内処理が遅えことに驚きを禁じ得ない。
よないやまようこでした。

めぐるひかり

脱稿しました。
こんなに人様に迷惑を振りまきながら、書いたのも初めてで、これが終わったら筆を折ろうとまで考えて、でも筆は折りません。

一人の少女、ひかりをめぐる物語。

書けてよかった。
執筆を優先させてくれた家族と
いろいろ受け止めてくれた演出家と
信じて待っていてくれた座組のみんなに
相応しいものになりますように。


エビス駅前バープロデュース
「巡光―めぐるひかり―」
8月28日(金)-9月9 日(水)全27st


【脚本】米内山陽子(チタキヨ)
【演出】広瀬格(smokers/DART'S)

【出演】
酒井香奈子
平塚正信(殿様ランチ)
國重直也(JOHNNY TIME)
川島佳帆里
内山智絵(少年社中)
赤澤涼太




【公演日程】
28日(金) 21:00〜
29日(土) 13:30〜/16:30〜/20:00〜
30日(日) 16:30〜/20:00〜
31日(月) 19:00〜/21:00〜
1日(火) 19:00〜/21:00〜
2日(水) 19:00〜/21:00〜
3日(木) 休演日
4日(金) 19:00〜/21:00〜
5日(土) 13:30〜/16:30〜/20:00〜
6日(日) 13:30〜/16:30〜/20:00〜
7日(月) 19:00〜/21:00〜
8日(火) 19:00〜/21:00〜
9日(水) 16:30〜/19:00〜/21:00〜



【チケット】
前売り・当日 ¥3700+1drink
(全席自由)
☆お二人以上のご予約で¥400引き!
☆受付で「しのぶさんのアンケートに答えます」と言うだけで¥400引!!

※開場は開演の30分前
(開演いたしますとご入場いただけない場合がごさいます)


ご予約はこちらから!
https://www.quartet-online.net/ticket/hikari?m=0abagad

くらい

夜が暗くて本当によかった。
夜の暗さがわたしを助けてくれた。
通り沿いのぽつぽつとした明かり。
わたしを追い越す自転車。
先を歩くカップル。
真っ暗ではない。
仄暗い夜。
誰の表情も見えないから、
どんな顔してたっていい。
夜が暗くて本当によかった。

徹夜と仮眠

完全なる徹夜はもうできない。
ちょいちょい仮眠をとりつつ、エナジードリンクとカフェイン剤で乗り切る。

みたいなことをしなきゃいけないほどやばい状況になったのは自分のせいなんだけれどもー

カフェイン剤を飲んでから仮眠すると、仮眠の効果が上がります。
寝すぎなくて済むし。

ただトイレがちょう近くなる。

すげーどうでもいい記事だ