チタキヨのヨ

妙齢女だらけ演劇ユニット「チタキヨ」の作・演出担当、米内山陽子のあれこれ

葬式クラス2012終了しました

二年ぶりの再演「葬式クラス2012」
無事、全日程を終了いたしました。
連日満員のお客様にご覧いただき、感無量です。
エビス駅前バープロデュースの第1弾として書かせて貰った作品で、
二年経って読み返すと、なんか若かったり粗い部分があったりして、
だけど、そこが良さとして残ったりしつつ、
何が言いたいかというと、
本当にリライト苦労した甲斐があったな!
ということです。
なにせ俳優さんみんな素敵だったからね。
四度目のコンビとなる演出、広瀬格さんとは、
うちら盤石、とか自分で言っちゃうくらい、いいコンビになっています。
楽しいお仕事でした。

これから、米内山陽子怒濤の夏が始まります。
がんばります。


 

葬式クラス2012

2010年に書いた作品が再演されることになりました。
上演開始しています。

もともと、1980年生まれの人々の2002年から2010年の8年にわたるクロニクルだったのですが、
再演にあたり、それに加えて1964年生まれの人々バージョンも加わりました。
ものすごーく苦労した改稿でしたが、とても満足のいくものとなりました。
どちらのバージョンも違った楽しみがあっておもしろいよ!
ぜひお越し下さい。

++++++++++++++++++++++++++++++

エビス駅前バープロデュース
「葬式クラス2012」

エビス駅前バープロデュース第1弾の再演が決定!
1964年生まれの28期生と
1980年生まれの44期生の2バージョン公演
中学の同級生が死に続けるクラスの、2002年から8年にわたるクロニクル。
これは、死のにおいを感じながらバカみたいにパーティーを続ける人たちの物語。

作 米内山陽子(トリコ劇場)
演出 広瀬格(DART'S/smokers)

出演
・28期生
  荻山博史(smokers)
  伊藤信隆
  岡見文克
  篠原あさみ
  金崎敬江(miel)
・44期生
  深井敬哲
  森尾繁弘
  野口裕樹
  村上典子
  川田茜

制作協力 松島瑞江(エムキチビート/Andem)
企画・製作 (有)エーライツ 井上淳

料金 2500円(全席自由)
 【同級生割】…同い年の方もしくは同い年に見えそうな方とお越しで全員200円引
 【葬式割】・・・受付で「煙が目に染みます」と言うだけで誰でも200円引
  (併用不可)

日程 2012年7月1日(日)〜8日(日)

タイムテーブル
7月1日(日)19:00 44期
  2日(月)19:00 44期 / 21:00 28期
  3日(火)19:00 44期 / 21:00 28期
  4日(水)19:00 28期 / 21:00 44期
  5日(木)19:00 28期 / 21:00 44期
  6日(金)17:00 28期 / 19:00 44期 / 21:00 28期
  7日(土)12:00 44期 / 14:30 28期 / 17:00 44期 / 19:00 28期
  8日(日)12:00 28期 / 14:30 44期 / 17:00 28期 / 19:00 44期

ご予約
http://ticket.corich.jp/stage/ticket_apply.php?stage_id=37219
コメントでもご予約承ります

春待雪

普通の記事を書くのがなんと久しぶりなのでしょうと言うほど久しぶり。
日々はめまぐるしく変化してゆくのに、定着せずにただただ受け流してゆくような毎日を送っていました。

息子が四月から幼稚園へ入る。
それに併せてとにかく作らねばならない袋の数々。
袋ってこんなにいるものなの?とか思いながら、母の手を借りてちくちく。

息子はよく喋り、よく食べ、よく寝て、よく反抗する。
生まれてこのかた、母であるわたしは芝居の仕事でしょっちゅう家を空け、父である夫は起きたらもう家を出た後で、眠った後に帰ってくる。
息子の成長を結構見逃しているのかもしれない。
ある日突然出来るようになっている、と感じることが多い。
そんなことは、たぶんないのに。

春から使う袋の数々を作りながら、息子が産まれる前にベビー服を洗った日のことを思い出す。
あの時は秋だったけれど、春を待つような気分だった。
母親としては優等生ではないけれど、息子のこれからのことを楽しむことはできる。
きっといつかババアと呼ばれ、うぜえと言われ、口もきかなくなって、誰かと心を重ねていく。
20年近くかけて、息子の巣立ちの準備をしている。
さびしいけれど、悪くない気分だ。

BARHOPPERvol.1 again

昨年末に上演された朗読と生演奏とお酒の企画が一日だけ中目黒で再演します!


米内山尚人楽曲からイメージした
齋藤陽介、清水那保を石澤知絵子が撮影。
その写真から米内山陽子(トリコ劇場)が数年後の男女の想いを描き出します。

お酒の好きなあなたに、恋したあの日の思い出を。

2011年12月に上演されたの奇跡のような朗読劇が、
今回、1日限りの追加公演


BARHOPPERvol.1 again

2/4(土) 13:00(手話通訳付き)/16:00/18:30

会場
中目黒 Bar & Taste OWL
東京都目黒区青葉台1-17-2 青葉台117ビル B1F

脚本:米内山陽子(トリコ劇場)
演出:佐々木香与子(東京ネジ)
写真:石澤知絵子
音楽:米内山尚人

出演
榊原仁
疋田由香里
米内山尚人

料金
2,000円+1ドリンク

申込
http://ticket.corich.jp/stage/ticket_apply.php?stage_id=33441


とうとう本日!BARHOPPER!!

【BARHOPPER vol.1】

■期日 2011年12月10日 15時、18時、20時30分
※15時の回は満席になりました。
※受付開始は上記開演時間の30分前です

■上演会場 エビス駅前バー
渋谷区恵比寿南1ー8ー9第一黄色いビル3階
※JR西口を出ますとロータリーからドトールが見えます、
 ドトールを右、ロータリーを左にして直進して、
 坂上がる手前の右にカドヤという居酒屋がありますので右折してください。
 少し進んだ黄色いビルの三階です(徒歩約5分)

■出演 榊原仁 疋田由香里(青二プロダクション
■作曲・演奏 米内山尚人
■脚本 米内山陽子(トリコ劇場)
■演出 佐々木香与子(東京ネジ)
■スタッフ
<音楽>米内山尚人
<写真>石澤知絵子
<フライヤーデザイン>羽尾万里子
<当日制作>松島瑞江(エムキチビート)

■チケット 2000円+1drink

お酒の好きなあなたに
恋したあの日の思い出を 

名づける

2007年、「こ きゅう」というお芝居に出て貰った高橋恭子ちゃんの二人芝居に戯曲を書き下ろしました。
演出は鳥公園の西尾佳織さん。
トリコ劇場と鳥公園。似てる。
初めての女性演出家さんとタッグを組んで、古民家カフェで夫婦のお話、やります。



「名づける」

11月26日(土)  / 27日(日)
昼の部14:00(13:00 open16:00 close)
夜の部19:00(18:00 open 21:00 close)

各回限定30名   要予約  3000円

ゆうど
目白駅から 徒歩7分
井戸水の湧く 古民家ギャラリーです。

作  米内山 陽子 (トリコ劇場)
演出 西尾 佳織 (鳥公園)
出演 小野塚 老  高橋 恭子

演奏 しのくに
     松村 志野  齊藤 邦彦(26日のみ)


ずっと こんな家に 住みたぃと 思っていました。
2日間だけ そんな想ぃが
実現します。

庭に 気まぐれ猫が 住んでいて
井戸水が湧いて お茶が美味しぃ。
澄んだ時間が ゆっくりと流れています。
そんな ゆうどに住む夫婦のお話。
ぜひぜひ 覗き見 しにきてくださぃ。
温かぃお茶をご用意して お待ちしています。
ぜひ 我が家で 
ごゆっくりとおくつろぎくださぃ。
企画・制作 たかはしきょうこ


ご予約・お問い合わせ
070-5457-0415
uminotuki@willcom.com

「名づける」のために

夫の秘密を知っている
夫の秘密は押し入れの奥にある
夫の秘密を捨てたいのに
夫の秘密はこびりついて離れない
 
わたしはあきらめて
夫の秘密を忘れる
忘れようとがんばる
だけどわたしのあたまの片隅に
夫の秘密がいつもある
 
夫の秘密は名前がない
分類されない夫の秘密は
無造作にたいせつに
押し入れの奥にしまわれる
 
夫の秘密は浜辺のくらげ
夫の秘密は蝉の抜け殻
夫の秘密は踏まれた南天
夫の秘密は放置自転車
 
夫が家を空ける時
夫の秘密とお茶を飲む
夫の秘密に名前はない