チタキヨのヨ

妙齢女だらけ演劇ユニット「チタキヨ」の作・演出担当、米内山陽子のあれこれ

捨てる。のこと

さて、ギブ・ミー・ラインの次の週から始まる、お芝居です。

捨てる。
というタイトルの連作短編集。
つまりオムニバス。
この作品は、息子を出産後初めて書いた長編(短編集なんですが)です。
緩く、途切れながらつながるオムニバス。
妊娠、出産を経て、演劇から遠く離れなくてはならないのかもしれない、
と思っていたわたしを、引き留めてくれた作品でもあります。
現在の、わたしの代表作のひとつです。

ありがたいことに、この作品は
2009年、2010年、2011年と三回も上演され、
2011年には大阪の皆様へもお披露目することが出来ました。
この作品を大胆に改稿し、新演出でよたび、みなさまにお目にかかります。
新演出、とはいえ、演出を担当するのは
出産後初戯曲「アレルギー」で出会った広瀬格さんです。
この作品を初演から見続けてくれ、わたしとのタッグも六回目。
出演者も全回のエビス駅前バー「ライ・トゥ・ミー」から
腹話術師、岡見文克さん
大映ドラマ赤いシリーズ、外山弥生さん
お菓子の国の住人、片岡あづささん
YouTube師匠、山﨑雅志さん
液晶タブレット師匠、伊丹孝利さん
パリ女、田中千佳子さん
チャリ爆走族、竹内尚文さん
に加え
新型爆弾、佐々木富貴子さん
がこの作品を育てていきます。
※各俳優さんの紹介はわたしの勝手なイメージです。ご本人にはきっと当てはまりません

思い入れがありすぎて湿っぽい作品紹介になってしまいました。

血を巡る、捨てたくて捨てられなくて捨てたくない、人間のお話です。

初演からずっとこのキャッチコピーとともに作品があったので、
こちらにそれを紹介して、筆を置きたいと思います。

血は水よりも濃くはなく、
そこから逃げてゆくことも
悪くないと思う。

身軽になったわたしは
いつか捨てたものたちを
いつまでもいつまでも振り返る。

こんなん書いてるけどね、かなしくておかしい話です。
気軽に見ていただけますので、ぜひどうぞ。



エビス駅前バーreboot
「捨てる。」


作・米内山陽子(トリコ劇場)
演出・広瀬格(smokers/Dart's)

会場 エビス駅前バー
http://www.ebisubar.jp
JR及び地下鉄恵比寿駅から徒歩5分

◎日時と開演時間
3月
8日(金)21時
9日(土)13時/17時/20時
10日(日)13時/17時/19時
11日(月)19時/21時
12日(火)19時/21時
13日(水)休演日
14日(木)19時/21時
15日(金)19時/21時
16日(土)13時/17時/20時
17日(日)13時/17時/19時
※受付及び開場は上演の30分前です。
※上演時間は約70分を予定しております。

◎チケット
2,600円(前売り・当日共に)
【家族割】
2名様以上のご来場で全員100円引き(身分証不要。家族じゃなくても大丈夫です。)
Reboot割】
受付にて「復帰おめでとう」と言うと100円引き。
※割引は併用不可です。


◎予約フォーム
https://ticket.corich.jp/apply/42170/yon/


◎出演
岡見文克
伊丹孝利(宇宙食堂)
山崎雅志(ホチキス)
外山弥生
佐々木富貴子(東京ネジ)
田中千佳子
竹内尚文(少年社中)
片岡あづさ


どうか、みなさまにお目にかかれますように

ご挨拶とお知らせ

あけましておめでとうございます(今更!)
チタキヨが終わった後はぼんやりしたりお酒飲んだりテレビ見たり映画観たり台本書いたり台本書いたりしておりました。
いや年末年始の執筆が怒濤でしてね、ブログをね、まあね、うん。
お仕事をいただけるのは大変うれしいことです。
今年も緩まず精進して参りますので、どうぞごひいきに。

さて、年末年始から苦労した作品の結実をご覧いただきたいという、お知らせです。
しかも二本。
しかもどっちもおもしろいんです。
今記事では、一本目のお知らせを。

一本目は今回初めて組ませていただく演出家、ハセガワアユムさんとのお仕事です。
もともと、この企画のプロデューサーである森久氏は2007年に上演した「こ きゅう」の出演者で、
そのご縁で台本を書かせていただく事になりました。
ご縁はありながらも企画の旗揚げに台本を書かせていただくなんて僥倖、滅多にありません。
すごく嬉しい。
しかも演出がMUのハセガワアユムさんです。
ファンです。

すごく悩みました。
ご存じの方がたくさんおられるとは思いますが、
アユムさんは作家として非常に素敵な言葉をたくさん持っていらっしゃる方です。
エッジが立ってます。なんてったってオシャレだし。
そのアユムさんに、わたしはどういった台本を渡すのか。
プロットの時点で詰まりまくり、思い切り逆に振れてみようと思いました。
王道をハセガワアユムにぶつけるぞ、と。
ものすごい直球の、働く人間ドラマを書きました。

そこに、プロデューサーでもある森久氏、
元劇団員、妖怪、菊池美里
シャープな玉崎詩麻さん
きのこっぽい森口美香さん
ギズモに似てる加藤なぎささん
オフスイッチのない平田耕太郎さん
工業地帯の香りがする斎出隆宏さん
ツール・ド・フランス、斉藤マッチュさん
※玉崎さんからはほぼ一度しかお会いしてないので勝手な印象で書いています
以上の俳優さん達が大変素敵にして下さっています。

まだ一度しか稽古にいけていないのですが
アユムさんが炸裂してて、
俳優さんが暴走してました。
素敵です。

是非、ひなまつり周辺、劇場に遊びに来て下さい。


TANGRAM produce 01
「ギブ・ミー・ライン」


作・米内山陽子(トリコ劇場)
演出・ハセガワアユム(MU)

会場 シアターKASSAI

日時と開演時間
3/1(金) 14:00 19:30
3/2(土) 14:00 19:30
3/3(日) 14:00 
◯開場は開演時間の30分前です。
◯当日券の販売は開場の30分前になります。

◎TICKET
前売 2500円
当日 3000円
開場(当日券の販売)は開演時間の30分前です。

予約フォーム

http://ticket.corich.jp/apply/42062/011/

出演
加藤なぎさ
菊池美里
玉崎詩麻
森口美香(劇団ORIGINAL color)
斉藤マッチュ
齋出隆宏
平田耕太郎
森久憲生


【 introduction 】
シアターKASSAIで運営サポートをしている森久憲生。劇場だけでなく、いろいろな劇団へ「大道具」としても密かにサポートしている彼が、俳優活動の一環として立ち上げたプロデュースユニット。その広い顔を活かして呼ばれた、俳優たち、劇作:米内山陽子(トリコ劇場)、演出:ハセガワアユム(MU)、の新しい出会いは「有りそうで無かった組み合わせ」となっています。

ちなみにプロデューサーをやるために"交渉アナリスト2級"の資格を取得との噂?! それほどの気合いの入れようの「TANGRAM(タングラム)」は、シルエットパズルの名称です。まるでパズルのように集められた組み合わせたちに御期待ください。

【STORY】
権威ある小説の賞を行っている出版社、新稿社の中の、小さな小さなコミック部門が、新雑誌アンドレセンの準備をしている。

十代のオタク少女向け雑誌コミックビョルンを廃刊し、多くの連載を引き継ぐ形で、新創刊としてリニューアルする計画だが、売り上げの数字重視の営業、思い入れを漫画家に託す編集、そして漫画の知識ゼロの破天荒な新入社員が訪れて、各々の「仕事」が交錯して思いがけないぶつかり方をする・・・。

<漫画>がモチーフでありながら、あくまで「仕事」の視点で描かれる会話劇。



スタッフ
舞台監督 加藤唯
照明・榊原大
音響・中山ひとみ
宣伝美術・佐藤区役所
制作協力・西村なおこ

協力・はじり孝奈(おぶりが〜ど)、佐藤区役所、劇団東京都鈴木区、佐藤区役所、小野智美、
Karte

お問い合わせ先
tangram.express@gmail.com







二年ぶりの作・演出です

2010年12月に15MinutesMade以来、二年ぶりの作・演出です。
女優三人といいところへにじり寄るように作っています。
是非見ていただきたい作品です。
 



チタキヨ
朝にならない





店の中から外を見ていた
ボロ雑巾のわたし
ぬるい生ビール
茹ですぎの枝豆
ずれた肩ひも
とれた化粧

靖国通りはすみれ色
夜から朝に変わる色
あ、街頭消えた
あ、朝

店の中から朝を見ていた
わたしから一番遠い
わたしの辞書にはない
わたしといっさい無関係の

夜に沈んだ店の中から
他人事みたいな朝を見ていた






作・演出
米内山陽子
(トリコ劇場)

出演
高橋恭子 田中千佳子 中村貴子
(50音順、誕生日順)

スタッフ
音楽・生演奏 米内山尚人
照明 伊藤和良
写真 三ツ橋勇二
宣伝美術 木田一
受付 石井優子
企画・製作 チタキヨ







タイムテーブル
11/23(金) 16:00/20:00
  24(土) 14:00/18:00
      25(日) 16:00/20:00
開場は開演の30分前






携帯からの予約はこちらをクリック!



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於・新宿歌舞伎町 ATTIC
新宿区歌舞伎町2-27-12Lee2ビル4階

チケット料金 3300円(1ドリンク込)








チタキヨとは

1978年度生まれの女だらけ演劇ユニット。
メンバーは
米内山陽子(劇作家、演出家)
高橋恭子(女優)
田中千佳子(女優)
中村貴子(女優)





今回の公演は

日本有数の歓楽街、歌舞伎町のバーで
ばかでビッチで自分勝手な女三人の
自分を守る口喧嘩

生演奏にのせて

女のいざこざ60分








 



米内山陽子脚本提供


エビス駅前バープロデュース新作第四弾。

地方都市を舞台にした人間ドラマです。
東京恵比寿の駅前バーが架空の町、大川戎(おおかわえびす)の駅前バーになります。

都市部から在来線で二時間、
県庁所在地の反対側、大川戎(おおかわえびす)。
大川戎駅から山に向かって伸びる駅前の道は大川戎銀座商店街。
死なない程度に稼げる。先は見えない。
駅の向こうにイオンが建っている。
商店街は、腐っていた。
近隣にマンションや分譲住宅が建っている、
でもみんなイオンに行ってしまう。
若者達は都市部へ出て行く。
残るのは、都市部へ通うファミリー層と老人達。
大川戎神社の秋祭りが、稼ぎの頼みの綱。
今年はそこに、大川戎出身のマジシャンがやってくる。

目の前30センチで繰り広げられる、ダメな大人の群像劇
10月7日(日)19時の回は、不肖わたくしが舞台手話通訳をいたします。
舞台の手話通訳はなかなか珍しい試みですので、覗いてみて下さい。
お酒を飲みながら是非!

ライ・トゥ・ミー
会場:エビス駅前バー(恵比寿駅徒歩3分)
http://www.ebisubar.jp/

脚本:米内山陽子(トリコ劇場)
演出:広瀬格(DART'S/smokers)
出演:山崎雅志(ホチキス)、岡見文克、外山弥生、伊丹孝利(宇宙食堂)、菊池美里、田中千佳子、竹内尚文(少年社中)、片岡あづさ

【全席自由席】前売・当日共2500円+1ドリンクご注
※お飲み物を楽しみながら気軽にご覧ください。アルコールもソフトドリンクもございます。

◆タイムテーブル:7日19時の回は手話通訳つき!◆
<9月>
28(金)21時(売切間近)
29(土)17時/19時
30(日)14時/17時
<10月>
1(月)19時/21時
2(火)19時/21時
3(水)21時
4(木)19時/21時
5(金)21時
6(土)12時/14時/17時
7(日)14時/17時/19時(手話通訳つき)
8(月・祝)12時/14時/17時
9(火)【休演日】
10(水)19時/21時
11(木)19時/21時
12(金)19時/21時
13(土)14時/17時/19時(完売)

受付・開場は開演の30分前からです。また、途中入場が難しいため、早めのお越しをおすすめいたします。

◆割引◆※併用不可
町興し割:2名様以上の御予約で全員200円引き
嘘つき割:受付で合言葉「僕はこの目で嘘をつく」と言うと200円引き

米内山陽子専用予約フォーム
http://ticket.corich.jp/apply/38957/you/

チケットは上記URLから承れます。お待ちしております

肩で息する

今年の夏はすごいことになってる
8月25日に弁護士と子どもたち(ハイティーンと学生)34名が出演する舞台の演出が終わり
BARHOPPER脱稿し
エビス駅前バーは頑張って書いてて
幼稚園の劇の台本も書いてます

どれもすごく大事にしたいものなので、とにかく気を緩めずにがんばります

肩で息してるよ
ぜえぜえ言ってるよ
だけど頑張るよ!
演出してたときに俳優陣に常に言ってたことを
今こそ自分で自分に言うよ
倒れるときは前のめり!

あまりに忙しい忙しい言ってると地獄のミサワが抑止してくれます。

ありがとうミサワ。
忙しい自慢とか寝てない自慢とか、
あれだよね!


戯曲提供します

2011年、「くすり・ゆび・きり」という作品でご一緒した殿様ランチの平塚正信さんと、もなみのりこさんのユニットに30分の新作書き下ろします。
水清ければ魚棲まず、って感じの作品にしようとがりがり書いてます。
今までの米内山作品とはまた毛色の違うものになる予定。
是非。



鶏頭#1「しじま・う」

@エビス駅前バー
http://www.ebisubar.jp/


作:米内山陽子(トリコ劇場)
  ニシオカ・ト・ニール(カミナリフラッシュバックス)

演出:平塚正信(殿様ランチ)

出演
アワヤ鮎美
小笠原佳秀(殿様ランチ)☆18日のみ
加賀美秀明(青春事情)
相樂考仁(殿様ランチ)
鈴木未穂子
早野実紗(ナイスコンプレックス)
本東地勝(T1project)
向井康起
なみのりこ(チェリーブロッサムハイスクール)
渡辺まの(MU)
(五十音順)

料金 前売\2300+1drink
   当日\2500+1drink

お問合せ we_are_keitou@yahoo.co.jp

※ご予約の際は
・タイトルに 鶏頭#1「しじま・う」予約
・お名前(フリガナ)
・日時
・枚数
をご記入の上、上記メールアドレスまでご連絡下さい。
折り返しメールさせていただきます。

8/14(火)19:00
15(水)19:00 21:00
16(木)19:00 21:00
17(金)19:00 21:00
18(土)15:00 19:00 21:00
19(日)15:00 19:00
20(月)19:00 21:00
21(火)15:00 19:00 21:00
全17公演

開場は開演の30分前

日々

無事日常に復帰と思いきや、月曜に締め切り一本。
これからしばらく、生活だけの一日はありません。
しかし、現場に出かけない分、その境目は曖昧。
今ははやく息子を寝かせないと執筆に響く…という焦りがあります。
月曜までに20枚。
生活のペースを考えるとどうがんばっても日産五枚。
プロットは未だ五合目。
こんなやばいの久しぶりだあ。
ふんばる。