チタキヨのヨ

妙齢女だらけ演劇ユニット「チタキヨ」の作・演出担当、米内山陽子のあれこれ

とーきーかーけー

二日連続でわたしを号泣させる気ですか。テレビは。

あー、泣いた。あー、やばかった。

時をかける少女は原作ももちろん映画、ドラマ(内田有紀主演のヤツ)も大好きだったのですが、このアニメ・・・やばい・・・。

真琴に同情できないのに同情できてしまうっていうわかり辛い体験をしましたよ。

真琴のバカさって、優位に立った上での無自覚なふりした自覚的なバカで、しゃらくせえので腹も立つのですが、後半の目覚めてゆく様(無自覚なふりを捨ててゆくところとかね)でがぶりと心臓をわしづかみにされましたよね。

和子の仕事場にラベンダーが飾ってあったのにも泣きましたよ。原作ファンとしては嬉しいしかけですよね。

真琴が味わう最大の不幸は、青春時代の真っ盛りに青春時代が終わりを告げることをはっきりと自覚したことで、ラストで未来に向かう真琴の視線は、もうすでに子ども時代に決別をしたものになっているわけですね。

うおーせつねー。

そして、何もかも知っているということは幸せではないのよね。

あー、夏だなぁ・・・。