チタキヨのヨ

妙齢女だらけ演劇ユニット「チタキヨ」の作・演出担当、米内山陽子のあれこれ

怒りに任せて書き散らす

息子まもなく2ヶ月。

昨日は検診でした。

体重は5キロを超え、身長も58センチになり、成長は順調。

産まれたての時はいろいろあったので、「問題なし」と医師に笑顔で言われると、見境なく叫び回ってしまいたくなるほど嬉しい。

K病院の先生は、なにげにほんわかしたメガネ君で、スラムダンクの小暮君を彷彿とさせます。好みです。どうでもいいか、そんなことは。

さて、ここから下は長くて口汚い愚痴です。

吐き出したいだけなので、正しいとか間違ってるとかには頓着していません。

さて、今日は今日とていいお天気でしたので、お散歩がてら息子と郵便局へ。

スリングを覚えてから、ちょこちょこのおでかけがすごく楽になりました。

だってさ、吉祥寺とか行こうと思うとさ、あそこエレベーターないんすわ。

あんなターミナル駅なのに。

エスカレーターにベビーカーは乗せられないので、手で持っておろすじゃん?怖いじゃん?重いじゃん?危ないじゃん?

そういうときに便利なスリング。

だっこひもはまだ首が据わってないので、使いづらい。

近くのスーパーへお買い物もスリング便利。カート使えるし。

とね、るんるんでおでかけしておりましたらば、

駅近くで全く見も知らないおばあさまに腕をぐい!と掴まれまして

「お母さん!(わたしのこと)赤ちゃんはね!この抱き方は!く!る!し!い!の!」とぐらぐら揺さぶられました。

突然のことにびっくり。

まあでもいるのよね、たまに。古い育児知識にいつまでも固執してそれを押し付けようとするおばあさまが。

なので、軽やかに腕を振り払い、穏やかに「大丈夫なんですよ」流そうとすると、金切り声で「ちゃんと!横抱きに!してやらないと!く!る!し!い!の!」と耳元で。

さすがに怖くなってその場を離れましたが、後から後から「ああ言えば良かった」「こい言ってやればよかった」と暗い欲望が湧き出て止まりません。

「スリングは、胎内にいた時の姿勢で抱けるので安心できる空間になり、医学的見地からも推奨されています」と、立て板に水の如しで言ってやれば良かった。

あのうんこおばあさまは、何十年前に子育てをしたのか知りませんが、今、正に現役で子育てをしている人間が、何も調べずに「楽だから」とか「かっこいいから」とか言うだけの理由で子供接したりなぞ、する訳がない。

そしてなぁ、育児医学は日進月歩なんじゃ。

10年前に推奨されていたことが、覆っとることはたくさんあるんじゃ。

ちょっと調べればわかることを、古い知識にしがみついて、子育てに髪振り乱してる母親にもっともらしく突きつけて、更に母親を追いつめる。

くっそう。お前同じ口で少子化を嘆くんじゃねえぞ。

あのうんこおばあさまに接する今後のお母さんたちのためにもがつんと言ってやるべきでした。

心が真っ黒になります。

あー、ちくしょう。

と、怒りに任せて書き散らしましたが、

息子を連れて街に出て、世の中はいいもんだな、と思うことだってたくさんあります。

息子をみて「かわいい」と褒めてくれ、わたしに「がんばってね」と微笑みかけてくれる素敵な人がほとんどです。

昔の子育ての知恵で、役に立つことだってもちろんあります。

「こうせねば!」って決めつけないて聞いてくれよ。「どうすりゃいいの?」ってさぁ。

今、新しい情報を常に仕入れて活用してんのは、わたしらなんだからさぁ。

とまあ、これ、愚痴でした。