チタキヨのヨ

妙齢女だらけ演劇ユニット「チタキヨ」の作・演出担当、米内山陽子のあれこれ

確かな一歩でしか遠くへ行く事はできない

いろんな人がレシピを書き込むサイト「クックパッド」を使うようになって、飛躍的に晩飯のバリエーションが増えた。

2ヶ月ほど迷って、有料会員になってから、とにかく外れがない。

何作っても夫が「うまいうまい」と食べ尽くしてくれる。

携帯を使って、西友で安くなっている食材からレシピを探すこともあるのだが、ご同類が探すと山ほどいる。

もうクックパッドは呼び捨てにはできない。

クックパッド様。本日もありがとうございます。

本日は焼きそばとチャーハンです。

エウレカセブンを観た。。

最終回に、こっそり自分のテーマ曲にしている電気グルーヴ「虹」がかかった時には号泣してました。くりかえすこともたまにある。

おばちゃんはねぇ、最後らへんはタルホに感情移入しちゃってねぇ、んもうあいつったらいい女!

髪型や服を変える、ということがとっても重要なお話で(だって登場人物ほとんど着替えない)、見た目をぐっと変えたときの決意や諦めを感じると、また涙でちゃうね。

解けないままになっている謎や回収されなかった伏線なんかもあるにはあるけども、レントンエウレカがハートマークでくくられちゃったら、もう何にも言えないぜ。あれは力技だ。そしてわたしはそういう力技が嫌いじゃない。

活字が読みたい。

活字。活字。

少し夜の息子が落ち着いて来たからか、とにかく活字。

じっくり読める奴。さっと読める奴。泣ける奴笑える奴驚く奴怖い奴。

川上弘美の新作も随分チェックしてないし、伊坂や奥田や万城目や森見や恩田やとにかく読みたい読みたい読みたい。

ようやくインプットを始めようとしてるの、脳が。

芝居の現場の話を聞いたり、触れたりすると、一抹の寂しさを覚えて「なんだか遠くなっちゃったかもしれん」「モノを書くと言う業が出産で一緒に抜け落ちたのかも」とか勝手に思っていたけれど、脳が、からだが、全ての神経と指向が、そこに向かってじりじりとわたしを引っ張ってゆく。

出産で業など落ちなかった。あれはもっとしつこいものだったじゃないか。

早く、早くあそこへ行かねばならない。

しかし、絶食後の重湯のように、まずは活字を読まんと欲す。

オススメ本はありませんか。