チタキヨのヨ

妙齢女だらけ演劇ユニット「チタキヨ」の作・演出担当、米内山陽子のあれこれ

ずっと本を読んでいる

9月の4週目に、昨年発表した「捨てる。」という作品を再演して貰うことになった。
わたしにとって、非常に大切な作品だったので素直に嬉しくて、そしてプレッシャー。
昨年は気づかなかったアラやミスを潰して、意外な引き算や足し算をして、もっと面白く…!
そんな感じで、改訂に非常に時間がかかった。
自分一人でやってると迷いまくって、とにかくキリのいいところまで書いては夫に「これどうなの!」と読ませ、具に感想を言わせ、寝る。という日々。
毎日薄くピリピリしていたので息子は居心地悪かっただろうと思う。すまん息子よ。

リライトしている間、とうとう京極夏彦に手を出してしまった。
姑獲鳥の夏から始まって、いまは絡新婦の理。5作目だ。
厚さを増していく文庫本に、筋トレするような気持ちで挑む。布団の中で。
3作目で失速した感があったのだが4作目で盛り返し、5作目でいよいよ面白い。
もーさ、横溝大好きなんだから、大好きに決まってたわ、京極。読み進めるのがもったいない。

漫画もたくさん読んだ。
鋼の錬金術師が佳境だ(本誌連載は終わってるけど)
進撃の巨人がやばい。
大奥はますます凄みを増していく。
高杉さんちのおべんとうがなかなかの佳作。
江古田ちゃんも巻を増す毎にドキュメントとファンタジーの境目がどろどろに溶けていってて最高。

まだまだ読みたい本がある
あー国会図書館に住みたい