チタキヨのヨ

妙齢女だらけ演劇ユニット「チタキヨ」の作・演出担当、米内山陽子のあれこれ

日曜日のこと:みきかせプロジェクトそれからehon

日曜に昨年末に参加した15 Minutes Madeの主催団体Mrs.fictionsさんが参加する「みきかせプロジェクト」のアロマブレンドを観てきました。
5分遅刻・・・うう・・・。

ちょっとネタバレしつつ感想。

冒頭を観ることができなかった劇団エリザベスさん。
コラージュっぽい、インナーワールドに潜っていく話。
見せ方が綺麗。
台詞でセックスする所なんかは、リーディング、という体を取っていることでギリギリ下品にならずに成立しているのがいい。
何を持ってリーディングとするのか、そもそもリーディングってなんぞや、っていうのを考えさせられた。
カテゴライズとかね、ほんとはつまんないことだからいいんだけど、「とにかく台本を持っている」という明確なルールをこの場合布いているので、その中のどこで勝負しているのか、っていうのはくっきりする。
Mrs.fictionsは中嶋さんの本。
「東京へつれてって」の時も思ったけど、中嶋さんは台詞が強い。ものすごい。
ぐいぐい来る。
そんで前半動きもあんまりない分、最後にだっと動くからぐっと来るのよね。
題材のチョイスも見事。

面白い企画だなぁ。参加したい。

ご挨拶をさんざんした後、ehonの稽古へ。
この日の稽古は特別でした。わたしにとって。
手話のろう者チェックが入るから。
協力をお願いしたのは江副悟史さん。
この日のわたしとろう者役の佐々木潤さんは、めっちゃナーバスでした。
一通りのシーンをチェックして、微調整して、演出の葛木さんに観てもらい、また調整。
本番までに、知らずに観ても面白く、知ってて観たらリアルな感じに仕上げるのが、目標です。