チタキヨのヨ

妙齢女だらけ演劇ユニット「チタキヨ」の作・演出担当、米内山陽子のあれこれ

褒められない

以前、西原理恵子の講演に行った時に言っていたこと

「母親は、叱られてばかりで褒められない」

「世間は、お母さんにまったく優しくない」

確かに、わたしは妊娠する前、うるさい子どもがいたら母親を睨んだし、食育とか情操教育とか母親がしっかりせえよ、と思っていた。

優しくない。

ごめんなさい。

前提が「やって当たり前」から入るんだから、そりゃあ褒められない。

減点されるしかないんだから。

その採点が特に厳しいのが、身内の出産育児を経験してる女性。

「わたしはやれた」「わたしはあんなに苦労した」って思っている人は特に。

たまに他人のオッサンに変なこと言われたりするんだけど、

あれはなんなんだ。余計なお世話だ。おならプーだ。

世間に冷たくされて、身内に叱られてばっかりのお母さんは、ぐれるぞ。

そりゃあ出生率も下がる。

子どもを母親だけに育てさせるな。家族だけに育てさせるな。